Grails 0.6 リリース
Grailsの0.x系最終版のGrails-0.6がリリースされました。
いよいよ次は、10月目標の1.0リリースへ。
さて、Grails-0.6では、以下の更新がされました。
詳しくは、 リリースノートをご参照。
以下に更新された内容を意訳しておきます。(但し、動作検証はしてませんのでのちのち・・)
■Groovy/Javaをまとめた。
GroovyとJavaのソースを一緒にコンパイルするようになりました。
Javaのソースから、Groovyのクラスが参照できるようになります。
さらにサーバ(開発モード)を再起動しなくてもJavaソースも完全にリロードできるようになりました。
■Spring Web Flowの統合
Grailsでは、コントロール内で、WebFlow DSLを使い、Spring WebFlowを統合できます。
■サービスでのSpringスコープのサポート
WebFlowスコープを統合したSpringスコープをサポートしました。
class BookService implements Serializable {
static scope = "flow"
}
他にサポートされているスコープは、
"prototype", "singleton", "request", "session", "flash", "flow" and "conversation"、後者3個は、WebFlowを使うときに使用します。
■REST と XML Web Services +α
URLマッピングで、RESTサポートを改善しました。
mappings {
"/books/$id?" {
controller = "book"
action = [GET:"list", DELETE:"delete", POST:"update", PUT:"save"]
}
}
そして簡単にXMLやJSONに変換するための機能も追加。(Converters plugin)
import grails.converters.*
...
def list = {
render Book.list() as XML
// or render Book.list() as JSON
}
■Config DSLでの集中統一したコンフィグファイル管理。
■スッカフォルドのインターフェイス(見た目のデザイン)とロゴを一新。
■Sitemeshのインライン・デコレータをサポート
■コントローラから、Tagライブラリをメソッドとして呼び出せるようになりました。
■radioボタングループ、フォーマットなど、新規GSPタグが追加されました。
■その他、多くの改善。
・Groovyソースを先にコンパイルすることで、起動速度を改善。
・warへ書き出すときに、フルでバイトコードにコンパイル。
・data sources, spring configs, hibernate configs等、いろいろリロードできるように。
・Eclipse/IDE統合を改善。
・組込コンテナをJetty6に更新。
まあ、0.6-RCで試してみましたが、個人的には、
若干今までのGrailsでの開発の流れがかわるかな・・と言うのと、
あいかわらず、バージョン上がるたびに仕様が。。。。。って感じです。(なれましたが・)
grails eXchange 2007にあわせて1.0のリリースがされるようなので、
多分、10月にロンドン行って帰ってきてから、本格的に翻訳を再開しようと思います。
P.S.
Book.list() as JSON なおったのかな?(バグ報告してなかった・・)